こんにちは!横浜・白楽のルーン占い師、八重森るなです。
週一回、エルダーフサルク(一番古い古代ゲルマンのアルファベットである)ルーン文字の意味を解説しています。
私の独断と偏見も混じってしまっているので、純粋な意味が知りたい方は教科書になる本をお読みになることをオススメします。(でも、それほど外れたことは言わない…つもり)
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ルーン文字「エオー」の意味
読み方…エオー
対応文字…E
意味…馬
古代北欧とエオー
まず、これは結構引っかかるのですが、「え、この 文字、M(エム)じゃないの?」ってところです。
どうみても、どこからどう見ようとも、これってMですよね。
でも、これはEを表しています。
90度横倒しにしてみてもらうと、確かにEのような気がしませんか?
…これ、現代でも使われているギリシャ文字のEです。
古代ゲルマン(というかヨーロッパ全体みたいですが)では、同じ言語の同じ文字が、書き手や地方によってひっくり返っていたり、反転していたりすることはよくあったことみたいです。
ヤラが反転していたりすることは、文書によって当たり前のことだったみたいで、現代のルーンストーンですら「どっちが正しい」ということはありません。
ただ、ルーン文字におけるエオーに関してはEで正しいようです。
なぜなら、Mにあたるルーン文字は別に存在するからです。(詳しくは「マン」の回を待ってくださいね)。
文章としてもEとしてしか読めないんでしょう。
なのでそこは、Eなんだということで覚えてください。
エオーと北欧神話
北欧神話で馬といえば、名馬スレイプニルです。
8本の脚を持ち、すごい速さで走れるだけではなく空をも飛べる万能の馬。「古エッダ」の中にはこの馬を「馬のうち最高のもの」とする記載があります。
この馬は主神オーディンの愛馬なのですが、お父さんはなんと「馬に化けたロキ」でお母さんは馬、というすごい出自を持ちます。
そりゃまあ、あのロキの子供なんだから、他の馬とは違う才能がありますよね…お母さん馬も何やらすごい才能のある馬だったらしいです。
ロキの子供にしては悪いことは何もしない子で、最期はオーディンとともに、異母兄弟であるロキの子フェンリル狼に飲み込まれてしまいます。
現在の私たちとエオー
古代ゲルマンでも、馬は人間に使役される存在でした。
馬で走ればとても速いし、遠くまで行くことができます。ラドで出てきた車輪のつくもの(車)も、馬に引かせて走ります。
それと同時に、馬はとても頭がいいところがあります。
変な使われ方をしたら、馬は黙って走ってはくれません。馬術とかでもそうですよね、人間と息があっていないと、うまく障害を乗り越えられません。
馬は、人間と息を合わせて物事を成し遂げる存在なんですね。
自分の中で解釈の幅を広げる
以上のようなことから、ご自身の中で「なにがエオーに当たるだろう?」ということを考えて、自分にとって息を合わせる存在について考えてみてください。
もちろん、移動手段としての馬のことも考えてください。
仕事仲間?
家族?
そうですね、バイクに乗る趣味がある人はバイクのことを鉄馬って呼んだりもしますね。
ここでお話ししたことが全てではありません。
占いには不正解はあるけど、正解はないと言われています。
全く関連のないことを結果として提示するのは「不正解」ですが、今お話ししたようなことから連想をしてあなたの解釈を作り上げてください。
正位置と逆位置
正位置と逆位置は、採用する人と採用しない人がいると思います。
私は、正位置に関しては上記のような解釈から連想の幅を作っていくやり方で読んでいます。
逆位置は、正位置の意味が「機能不全を起こしている(そのルーンが意味することが、なんか不具合があってうまく働いていない)」と捉えます。
正位置の意味例一覧
信頼、協調、息を合わせる、スピード、移動、旅行
逆位置の意味例一覧
息が合わない、不調和、暴走、旅行の失敗
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