ルーン文字の意味解説「イング」

ルーン ルーンの意味解説

こんにちは!横浜のルーン占い師、八重森るなです。

 

週一回(この頃だいぶ遅れているけれども汗)、エルダーフサルク(一番古い古代ゲルマンのアルファベットである)ルーン文字の意味を解説しています。

私の独断と偏見も混じってしまっているので、純粋な意味が知りたい方は教科書になる本をお読みになることをオススメします。(でも、それほど外れたことは言わない…つもり)

 

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ルーン文字「イング」の意味

 

ルーン

 

読み方…イング

対応文字…ng

意味…豊穣の神

 

北欧神話における「イング」

 

イングは神様の名前とされています。

豊穣の神「ユングウィ」がこの文字の名前の源流らしいんですね。

ユングウィは、フレイと呼ばれている神様の本名なんだって。

北欧神話は「別名」がめっちゃ多くて、主神オーディンなんていくつ名前があるのかわからない始末です。

 

フレイという神様は、元々北欧神話では荒ぶる方の神「ヴァン神族」の出身です。

もう一つの洗練された?方の神様たちは「アース神族」といいます。

ぶっちゃけアース神族の皆さんは洗練されてもなんでもなくて、少々(婉曲表現)おかしなことばかりするヒト達なんですけどね。

アース神族はヴァン神族と戦争をして、アース神族が勝ちます。人質を交換することでこの戦争の和解とするのですが、そのときにヴァン神族からアース神族に差し出されたのが、ニョルズという神様と、フレイ・フレイヤという、ニョルズの子供達である兄妹の神様です。

 

フレイはすっごい美丈夫で、光り輝くようだったのだとか。

豊穣を司る神様です。

 

実りの喜び

 

「実り」って、棚ぼたでやってくるものではありません。

作物は、種を蒔いて、水をやって、肥料をやって、草取りをして…いろんなお世話をして、初めて実ってくれるものです。

それと同じように、人間における「実り」って、努力したり手間をかけたりした道のりを経て、初めて実感できるものなのではないでしょうか。

 

赤ちゃんも、お母さんのお腹に宿ってから、母子双方の努力の結果として生まれてきます。

お母さんは、自分の栄養をお腹の子に与えながら、自身の体の変化に十月十日耐えます。

赤ちゃんは、ドラマティックな成長を遂げていきます。

そんなことから、イングは妊娠出産を表すこともあります。

 

現在の私たちとイング

 

一方で、人間の「実り」は目に見える形で訪れるものとは限りません。

努力をしてきたら、いつの間にか高みに立っていたりとか、そういうこともあります。

自分の来し方を振り返って確認してみるのもありだと思います。「おお、こんなに歩いてきたんだ」という「実り」を迎えるかもしれません。

 

収穫を正しい時期にするということも、「実り」には重要なことかもしれません。

自己満足だけで済ませてしまったり、卑下のしすぎで実りを見逃したり、そういうこともあり得ます。

人間にとっての実りとは「努力と、それをしてきた自分を愛すること」なのかもしれませんね。

 

自分の中で解釈の幅を広げる

 

以上のようなことから、ご自身の中で「なにがイングに当たるだろう?」ということを考えて、実りについて考えてみてください。

ここでお話ししたことが全てではありません。

占いには不正解はあるけど、正解はないと言われています。

全く関連のないことを結果として提示するのは「不正解」ですが、今お話ししたようなことから連想をしてあなたの解釈を作り上げてください。

正位置と逆位置

正位置と逆位置は、採用する人と採用しない人がいると思います。

私は、正位置に関しては上記のような解釈から連想の幅を作っていくやり方で読んでいます。

逆位置は、正位置の意味が「機能不全を起こしている(そのルーンが意味することが、なんか不具合があってうまく働いていない)」と捉えます。

 

正位置の意味例一覧

 

実り、豊かさ、成果、(刈り取った後)次の収穫へ向かうための作業に入る、想像力、妊娠出産

 

逆位置の意味例一覧

逆位置はありません。

 

 

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