ルーン文字の意味解説「ぺオース」

ルーンの意味解説

こんにちは!横浜・白楽のルーン占い師、八重森るなです。

週一回、エルダーフサルク(一番古い古代ゲルマンのアルファベットである)ルーン文字の意味を解説しています。

私の独断と偏見も混じってしまっているので、純粋な意味が知りたい方は教科書になる本をお読みになることをオススメします。(でも、それほど外れたことは言わない…つもり)

 



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ルーン文字「ぺオース」の意味

 

 

読み方…ぺオース

対応文字…P

意味…ダイスカップ

 

 

古代北欧におけるペオース

 

実はこの文字、研究者の間でもまだその「意味」が解明されていません。

これと「エオロー」は解明されていない文字なので、「意味」は推測、もしくはイメージで語られているのだと思います。

 

ルーン文字の起源はなんと言っても紀元1〜2世紀。今から2000年以上前の話になります。

そして、それが多く書かれたのが木片だというから、もはや文献が残っていないも同然。

わずかに残っている石碑や金属片への彫刻で研究がなされている状態です。

 

この文字は形からの印象で(だと思います)ダイスカップということになっていますが、本当のところはどうなんでしょうね。

私たちが生きている間に、何か発掘作業とかで発見があって、本当の「意味」がわかる日が来るのでしょうか。もし来てくれたら楽しみなんだけどな、どうなんだろうな。

 

 

ところでダイスカップとは?

 

ダイスカップというのは、昔時代劇なんかを見ていた人だったら一度は見たことがある「丁半博打」で使われるあのカップですね。「丁か半か!」って言いながら、カップの中に入れたサイコロを振るんです。

カップの中に入れるというのは、乱数を発生させるにあたって人の手がなるべく入らない=不正が起こりづらいという点で行っているのだと思います。(まあ、大体においてサイコロの方にお守りが仕込まれていたりして不正が行われるのが時代劇のセオリーですけどね)。

 

サイコロというのはインダス文明(紀元前2600年から紀元前1800年の間)にはすでにあったものらしくて、とても古いです。

当然ルーン文字が作られた頃には多く使われていたものと思われます。

 

古代ローマ時代(紀元前753年から紀元前476年)のもので、占いに使われたと思われるサイコロが出土しているらしいので、当然占いにも使われ続けてきているのでしょう。

 

神様の手に委ねる

 

乱数を組成するサイコロ。

その偶然性は、人間の意図するところではありません。

神話を信仰する人々にとってそれは、神の意図が目の前に現れるものだったことでしょう。

「神様がそう言っているんだから仕方ないよね」

特に、自由奔放な多神教の神様たちのいうことを聞かなくてはならない(笑)古代ゲルマンの人達は、そうやって神の声に身を委ねていったことでしょうね。

どんな結果が出ても、それは気まぐれな神様達の決定なのですから。

 

そして、神様達はその意図を人間なんかに教えてくれません。

どんなに意味不明でも、どんなに理不尽でも、それは人間には隠された神の意図です。

大事に育てた農作物の上に突然雹が降ってきて、作物をダメにしてしまう…それだって神様の意図。この時代の人々は、「神に委ねる」という一種の諦めを日常として暮らしていたのではないかと想像します。

 

自分の中で解釈の幅を広げる

 

以上のようなことから、ご自身の中で「なにがぺオースに当たるだろう?」ということを考えて、その偶然性と、人間に隠された神の秘密について考えてみてください。

 

この文字が占いで出た時には、非常に読むのが難しいことがあります。

「神のみぞ知る」という結果が出てしまうのだもの、人間は占いでも知ることのできない領域。

「こんなのどうすればいいのよー!」って思うこともしばしばです。

 

そういう時は、もう一つ文字を引いて、二つ合わせて読むのがいいかなと思っています。

例えばハガルとぺオースが一緒に出れば、何かあまり良くないトラブルが起こる感じがしますよね。

でも、例えばギューフとぺオースが一緒に出ると、良いサプライズがありそうです。

そういうふうに判断してみると、占いがスムーズに行えます。

 

ここでお話ししたことが全てではありません。

占いには不正解はあるけど、正解はないと言われています。

全く関連のないことを結果として提示するのは「不正解」ですが、今お話ししたようなことから連想をしてあなたの解釈を作り上げてください。

 

正位置と逆位置

 

正位置と逆位置は、採用する人と採用しない人がいると思います。

 

私は、正位置に関しては上記のような解釈から連想の幅を作っていくやり方で読んでいます。

逆位置は、正位置の意味が「機能不全を起こしている(そのルーンが意味することが、なんか不具合があってうまく働いていない)」と捉えます。

 

正位置の意味例一覧

神のみぞ知る、サプライズ、秘密にされていること、偶然

 

逆位置の意味例一覧

秘密の暴露、アクシデント、賭け事の失敗

 

 

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