こんにちは、横浜のルーン占い師、八重森るなです。
今週から、ぼちぼち、またルーンのお話をしていこうと思うのですが、お話する内容は「ルーンにまつわる(関係する)エピソード」になる予定です。
さて、今週のルーンは、フェオ。
ルーン文字「フェオ」の意味は、こちらに書いてありますので、ぜひ読んでみてください。
フェオから思い浮かんだエピソード、今週はうちのかわい子ちゃんについてです。
フェオは家畜のルーン。ペットもここに入ってきますね。
うちの可愛い文鳥ちゃん
文鳥のメスは寿命が短い!?
うちの文鳥ちゃんは、女の子です。文鳥のオスメスって、見た目では全然わからないんですよ。だから、連れてきた時にはこの子が女の子だってわからなかったんです。
文鳥は、オスよりもメスの寿命がやたらと短い生き物です。だから、メスと知ったとき(最初の発情が来たとき)ガッカリしました。
でも、メスにはメスの可愛らしさがあって、お嬢様気質で人間に「やってもらう、尽くしてもらう」ことが大好きだったりします。
しかも甘えん坊で、人の話をよく聞いていてこちらの意図もわかってくれるし、私の家にいる人間2人(私と夫)に対してもほぼ平等に愛を振り撒いてくれる。
最初のガッカリなんてすぐに霧消してしまいましたね。
で、なんでメスの方が寿命が短いかっていうと、メスは卵を産むからなんですね。
しかも、鳥の悲しさというかなんというか、オスと結ばれた時だけじゃなくて、無精卵もポロポロ身籠るんです。想像妊娠するんかい!
さらに、その卵がうまく産めなくて、卵管に詰まってしまったり卵が産むには柔らかすぎてお腹のなかに卵材が残ってしまったりして、危険な目に遭ってしまうので…そこで命を落とす鳥も多いため、結果として平均寿命は短くなっっちゃうんですよね。
膨らむ文鳥ちゃん
ある日、文鳥ちゃんの様子がおかしい、って夫が言ってきました。
見に行くと、ケージの床に座っていて(普段は止まり木に留まっています)、わかりやすく羽を膨らませてじっとしていたんです。
羽を膨らますのは、調子が悪い時に、鳥の体温を少しでも保持するためにやる行為。
大慌てで小鳥の病院に駆け込みました。
いや、これは死んじゃうかも、って本気で思いました。どうにもお腹のあたりが大きくて、卵を持っているのは一目瞭然だったから…。
SOS!お医者様!
お医者様に連れていくと、すぐにまずは圧迫して排卵を試みました。
要は、お腹を押して卵が出るのを助けてあげるんです。
ところが、卵管はもう産卵に向いた柔らかさではなくなっていました。柔らかさに欠ける卵管は、卵が通れるくらいに伸びたりしません。
「これは、切開して卵を除去しましょう。そうじゃないと助からない」
お医者様が説明してくれました。
手のひらサイズよりも小さい、体重も30g弱の小さな鳥です。手術か!?って気持ちにはなったのですが、ここは小鳥ばかり見ている動物病院。信じちゃって大丈夫。
生まれなかった卵
で、結局、文鳥ちゃんの小さなお腹にメスを入れて、卵を出しました。
本人はケロッとした様子を見せてくれたんですが、若干の貧血があったためにそのまま入院。
小動物って強いですよ、お腹を切る大手術をしても、1週間もするとほぼ切る前と変わらない様子で止まり木に留まっているんですから。
多分、野生で怪我とかしたとしても、のんびり療養していたら捕食動物に食べられてしまうんでしょうね。さっさと治さないとならない。
卵は、潰しながら出したらしく、柔らかい殻だけをみることができました。
この殻の柔らかさでは、確かに産めなかったかも…
文鳥ちゃん、初の妊娠にして排卵に失敗、この時に卵管も撤去してしまったので、もう2度と卵は産めません。
でも、オス文鳥を飼っているわけでもなく、この子と人間だけの家なので、もし卵を持ったとしても想像妊娠の無精卵。
卵管を無くしてしまったのは、災い転じて生きやすくなったのかな、なんて思います。
冒頭にも言いましたが、メス文鳥の寿命の短さは、卵の産み損ないが原因の多くを占めています。
そうした意味では、うちの文鳥ちゃんの寿命は、あの事件を境に少し伸びたのかもしれませんね。
叶わなかったフェオ
そんなわけで
フェオ、というのは、家畜のルーン。
家畜はその家の財産であり、食糧であり、殖えるものです。
うちの財産(家畜=ペット=文鳥)は殖やす気がなかったので増えませんでしたが、フェオは増えていく財産を指します。
文鳥ちゃん、今の所1羽飼いで人間2人が溺愛していますが、仲間がいなくても大丈夫だったのかな?なんてちょっとだけ思います。
人間2人は、文鳥ちゃんを奪うようにして溺愛してますけどね。そこのところが彼女に伝わっていればいいのだけれど。
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