ルーン文字の意味解説「オーク」

ルーンの意味解説

こんにちは!横浜のルーン占い師、八重森るなです。

週一回、アングロサクソン・ルーン文字の意味を解説しています。

ゲルマン人が使っていた「エルダーフサルク」(最初の24文字+1空白)に足された文字に関する解説です。

私の独断と偏見も混じってしまっているので、純粋な意味が知りたい方は教科書になる本をお読みになることをオススメします。(でも、それほど外れたことは言わない…つもり)

 

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ルーン文字「オーク」の意味

 

 

読み方…オーク

対応文字…A

意味…オークの木、成長

 

「オーク」周辺のお話

 

ブリテン島には、とにかく木がたくさんあります。

そこで暮らしていたケルトの人達は、木を神聖視して「誰もが一本の樹木を抱いて生まれてくる」とした振興を行なっていたようです。

誕生石ならぬ「誕生樹」があるんですね。それで人生を占ったりもしたようです。

 

オークは日本語で言うなら「ナラ」。

ナラの木は、とても長寿です。ヨーロッパの方で「オーク」と呼ばれるのはヨーロッパナラで、500年から1000年以上生きる木もあるとか。中には1500年を超えるものも確認されているらしく、その姿は木で最も神聖なものとしてケルトの人々が崇めたのも分かる気がします。

 

 

 

ルーン詩「オーク」

 

アングロサクソンルーンの古代の文献はとても少なく、中でも有用なのが「アングロサクソン・ルーン詩」です。

一つの文字に一つの詩をつけて語るもので、オークに関してもこんな詩がついています。

 

オークは人の子供達のために土地で豚の肉を養う。しばしばそれはカツオドリの浴場の向こうに旅するー荒海はオークが気高く信頼を守るかどうか試す。

 

ナラにはどんぐりがいっぱいつきます。どんぐりは家畜の餌になり、人々を飢えから救います。

そして、「カツオドリの浴場の向こう」…つまり、海に旅をします。これは、この木が造船の材として使われたことに由来するようです。

オークは身が詰まったしっかりした材で、大海原に漕ぎ出して荒波に試されてもしっかりと乗員を守ってくれます。

 

この、着実に育って身が詰まった大きな木になること…そこから、この文字には「成長」という意味があったと思われます。

 

 

現代人とオーク

 

最近では、やたらと「タイパ(タイム・パフォーマンス)」と言われます。

とにかく時間をかけることを嫌い、即成即席の成果を求める感じがしますね。新卒の社会人にも教育をじっくりやっている場合じゃない、みたいな。

 

オークはそういうイメージと真逆です。ゆっくり教育して、成長させて、やがては荒波に飲まれても大丈夫な強いものを作っていく。揺るぐことのないまっすぐな成長。

人も、身の詰まった良い材になるんです。

 

そういう成長をさせてくれる大人がいてくれればいいんですけれどもね…本当、今の世の中は忙しすぎて、大事なことを忘れているんじゃないかって思いますよ…。

 

 

自分の中で解釈の幅を広げる

 

以上のようなことから、ご自身の中で「なにがオークに当たるだろう?」ということを考えて、成長と時間の使い方について考えてみてください。

ここでお話ししたことが全てではありません。

占いには不正解はあるけど、正解はないと言われています。

全く関連のないことを結果として提示するのは「不正解」ですが、今お話ししたようなことから連想をしてあなたの解釈を作り上げてください。

 

正位置と逆位置

 

正位置と逆位置は、採用する人と採用しない人がいると思います。

私は、正位置に関しては上記のような解釈から連想の幅を作っていくやり方で読んでいます。

逆位置は、正位置の意味が「機能不全を起こしている(そのルーンが意味することが、なんか不具合があってうまく働いていない)」と捉えます。

 

正位置の意味例一覧

 

成長、信念、揺るぎない前進

 

逆位置の意味例一覧

 

思うように成長できない、理想が高すぎる、挫ける

 

 

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