【本日のタロット小話】正義ってなんぞや

るーなん日記

あろはー、横浜、白楽の虚弱動物、じゃなくて占い師、ながあめ るなだよー。

梅雨明け十日、ヤバイよー!暑いよー!倒れるよー!

 

暑い時に暑いと呟くのは喋ることでエネルギー放出して余計暑くなる愚行だって、思っていても止められません。暑いー。

 

◇◆◇

 

本日のタロットは、これです。

 

 

「正義」のカードです。

この、剣と天秤を持つ人物は、よく男性と見間違えられますが、キリッとした女性です。

女神テミスの姿と言われ、その女神の像は「正しい裁判」の象徴として使われています。

 

     

左から、横浜地裁のテミス、ロンドン中央刑事裁判所のテミス、香港終審法院のテミス

 

みんな、剣と天秤を携えています。

この姿=「ちゃんとした裁判」なんだって。むしろ女神像は「正しい裁判」の擬人化で、

彼女が手に持つ天秤は正邪を測る「正義」を、剣は「力」を象徴し、「剣なき秤は無力、秤なき剣は暴力」に過ぎず、正義と力が法の両輪であることを表している。(wikipediaより)

…という、司法・裁判の公正さを表すシンボル(象徴)になっているとか。

 

シンボルといえば、多分こんな感じなのだと思うけど、

ハートといえば、愛。

 

 

鳩といえば平和、みたいな感じなのだと思う。

 

タロットカードの意味としては、「平等・正しさ・行政・正当な判決」。

 

◇◆◇

 

2003年のことだというから、もう16年も昔の話で、覚えてる人がいるか心配な感じだけど、ちょっと考えさせられる事件があったんです。

 

古本屋さんに入って万引きをした中学生が、古本屋の店主に追いかけられて、逃げようとして線路に立ち入り、電車にはねられて死亡した、という話。

この事件は、悪いのは万引きをした中学生であり、店主は何も悪いことをしたわけでもないです。

 

なのに、事故後、店主のところに嫌がらせの電話がたくさん届いたのだそうです。

要は、「万引きごときで中学生を死に至らしめた店主が悪い」と言いたいみたいです。

お店に来てまで「人殺し!」と罵っていく輩まで現れて、店主は精神的に参ってしまいまいした。

 

結果、古本屋さんは廃業に追い込まれた…ところまでは覚えています。

 

◇◆◇

「正義の女神」は、手に持つ天秤を正邪を測る「正義」、剣を「力」の象徴としているわけなんだけど…。

天秤の片方に分銅を乗っけた傾いたそれで正義を図り、「自らの考えが正義だ!」と勘違い(ワザとかもしれないけど)を起こして剣を振りかざす。

特にインターネットを介して顔が見えないところから石を投げられるとあって、短絡的に「これが正義だ」というものを決めて「悪」と決めつけた人間に対し、死ぬまで石を投げ続ける…そういうシーンを、よく目にするようになりました。

だって、正義の鉄拳を振るうのって、気持ちいいもの。絶対自分は責められない(と思っている)し、相手は悪なんだからどんな風にいじめても構わない、マウンティングの快楽も含めた優越感情丸出しの人間…うーん…。

 

あたしの座右の銘の一つが「正義を振りかざす人間は嫌いだ」(自作)だったりします。

何が正しいのか正しくないのかは、情報をちゃんと入手して把握して、その上で「正義の鉄拳を振るう快感」に溺れている人を嫌だなあと思う心は忘れないでいたいと思います。

 

* おしらせ *
○次回の定期鑑定○
☆「寿屋2階」
8月2日(土)14:00〜18:00
東急東横線白楽駅から徒歩6分ほど☆
「cafe doudou」
8月5日(火)18:00〜20:00
東急東横線白楽駅すぐそば
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