「良い占い師」ってなんだろう?

るーなん日記

あろーは、ルナ姐だよ。

表題、時々自分に対しても「そういう占い師であれているのだろうか?」と揺らいでしまうほど、大きな命題なんだよねえ。

でも、ここではそれをひっくり返して見直してみようと思う。うー、キツイ。

◇◆◇

あたしが素直に思う「良い占い師」ってこんな感じの人なんだけど、

○ 自分の意見を押し付けない
○ 嫌な結果が出てもちゃんと解決策まで教えてくれる。
○ クライアントさんの話をよく聞いてくれる。その上で何が議題の中心なのかまとめてくれる。
○ クライアントさんの状況を体験したことがあるか、もしくは想像が及ぶ。
○ 共感はすれど同情はしない。
○ クライアントさんをスッキリした気分にさせて終わる。

◇◆◇

あたし自身もこういう占い師を目指しているけれども、時によってそれができているのかどうか、悩むことがある。

例えば(フェイク入ります)。

脳梗塞を起こしてリハビリを受けている人がいたんですね。
それはそれは痛くて辛くて、実は脳梗塞自体よりもリハビリで体をダメにされてるんじゃないかって思ったらしい。
だからリハビリは受けない。民間療法で治したい。
あたしはいくつまで長生きできますか?

みたいな内容の質問だった。

まあ、本来あたしが聞く相談じゃないのよね。
寿命は占えるものではないし、お医者さんの治療方針をとやかく言うのもあたしの立場ではない。

「あたしはお医者様ではないから、絶対にお医者様の言うことを聞いてね」と前置きをしておきながら「今の民間療法と相性はいいか」と占うとあまりよろしくない。

あたしのフィルターもあったのかもしれないな…と今では反省しているけれども、「西洋医学のお医者様に見てもらうとどうか」と占った時には良い結果が。

今のお医者様が信用できない感じだったら、セカンドオピニオンもありですよ、という解決策をお伝えして締めくくった。

どうしてもどうしてもその占い結果が腑に落ちなかったクライアントさんは、2度とあたしの前に現れれることがなかった。

 

あとで別の人に話を聞いたところ、リハビリってものすごく辛いんだって。
体が動かないことを身につまされ、それでも動かさなきゃ動かなくなるよってことで必死に動かそうとする。でも、動かないものは動かない。

自信喪失の中、歩けなくなるかもとか、半身(or全身)麻痺になるかもしれないとか、状況に脅されながら地道に孤独に頑張らなくてはならない。

でもさー、民間療法で、なにやらサプリを飲むと動けるようになるとかクライアントさん言ってたけど、そんなサプリがあったら脳梗塞の標準治療としてそのサプリが使われてないとおかしいよね。
しかもお支払いがすごい金額で、困った患者から不当にお金を巻き上げているのではないか、という気持ちにもなってしまう(ああ…偏見かも…)。

あたしは「ルナ姐と鑑定について」に書いたとおり、昔うつ病ですごく苦しんだ時期がある。
薬が全然効いた気がしなかったので、「スピリチュアル・ガイドブック」なるムックを買って、それに載っている療法を片っ端から試してみたことがある。

結局、現段階では西洋医学のお薬で症状を楽にして、楽になっている間に自分の身の振り方とか生き方を振り返るとか自尊心を育てなおすとか、そういうことをやっていくことでしか、元気になる方法はなかった。

辛い目にはあったけれど、先ほどのクライアントさんの話とは類似する部分もあれば、全く違う部分もある。
まして、あの時あたしはリハビリの辛さをわかってあげられなかった。

あたしのあの時の占いはあれでよかったのかなあ…と、今でも時々思い出してしまう件であった。

◇◆◇

まあ、ともかく、腕と経験を磨いて「良い占い師」になることが、今の目標なのだと思う。というか、ずっと目標。

せっかくあたしのところに来てもらったクライアントさんが、幸せになってくれなかったら意味ないもの。

頑張ろう、と思う。あなたに幸せになってもらうために。

 

 

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