こんにちは、横浜・白楽の占い師、八重森るなです。

インターネットを見ていて、こんな記事が気になったので、その話をしようかと思います。

 

NHKあさイチで視聴者が母に言われた「あんたは幸せになれない」との呪いの言葉を博多大吉さんが解いた(togetter)

 

NHKの朝の番組で、「母親の忘れられない言葉」というのを特集していて視聴者からの意見をFAXで募っていたそうです。

そうしたら、一人の視聴者が、こんなコメントを寄せたそうです。

 

<母に言われた印象的な言葉。 「あんたは幸せになれない」 未だに、呪いの言葉として残ってます。>

 

毒親、というやつでしょうか。

子供にずっとそんなことを言い続けていたんですかね。

子供は、特に小さい頃は親は絶対的な存在ですからね、そんな言葉をずっとかけられていたら「私は幸せになっちゃいけないんだ…」って心の奥深くに刻み続けていたんでしょう。

 

 

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人間には「顕在意識」と「潜在意識」という二つの意識状態があります。

・「顕在意識」は目覚めていて、わかっていて、やっている意識。ものを考えたり、見たり聞いたり触ったり、言葉にしたり…そういうことをやっている意識です。

・「潜在意識」というのは、心の深いところに刻み込まれていて、頭で考えなくても自然と生き方を支配する意識です。

 

顕在意識、つまり自分で自分のことを操れるという部分は、意識の中のほんの2割程度と言われていて、8割くらいは潜在意識の領域なのだといいます。

 

潜在意識は、顕在意識が認識したことを素直に受入れ、そこに刻み込んでいきます。

 

上で書いた「子供」さんは、お母さんから「幸せになれない」という呪いの言葉を、ずーっと潜在意識に刷り込まれてきたんですね。

そうすると、素直な潜在意識は「私は幸せになれない、なってはいけない存在なんだ」って本気で思いこみます。

 

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私は昔、小学生の頃、長い間いじめに遭いました。

 

子供のいじめって、理不尽なので、何が悪いとかそういうのじゃないんですよね。

なぜか「あいつは汚いから触ってはいけない」とか「菌が感染る」とか、どこの子供でも似たような「真実ではない、いじめをやるための口実」によっていじめるんです。

まあ、口実なのだから、なんでもいいんです。

誰かをいじって、それをする仲間たちとの結束を図っていたりするわけです。

 

ただ、いじめられている方には、その「汚い」がものすごく刷り込まれているんです。

私は、どうしてもどうしても、人に触られたりハグされたりするのが苦手でした。

何かのワークショップで、一人の人間を大勢の人間が持ち上げて運ぶ、というのがあったのですが、私は持ち上げられた時に「嫌だ、怖い。汚いと思われてしまう!」と泣きながら拒否したことがありました。

ええ、いい大人になってからです。

 

今は、幸いなことに、自分へのいろいろな働きかけによって、そういうのは治りました。

でも、ハグをされるとどこかで「この人を汚してしまうんじゃないか」ってちょっと硬くなることは今でもあります。

 

頭では「違う、そんなことはない」と思っていても、潜在意識が悲鳴をあげているんですね。

我ながら、もうそういうのはやめにしたいのですが、なかなか染み付いたものが離れません。

 

 

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冒頭の視聴者さんに対して、出演者の博多大吉さんが、こう言ったとか。

 

「FAX紹介したということで、これをもって呪いが解けたということで。はい。よろしくお願いいたします。お幸せに」

 

FAXを紹介した時は、いいコメントができなかったようです。でも、どうしても引っかかっていて、番組最後、もうその話から離れてしばらく経った頃に、わざわざ話を戻してまで「あなたは呪いに縛られなくてもいい」と訴えかけたんですね。

 

大吉さんも、過去に何か心当たりがあったのでしょうか?それとも、何かの本とかテレビとかでそういうのを見たことがあったのでしょうか?

いずれにしろ、「呪い」の怖さを知っていないと出てこない言葉です。

 

もしも、FAXを送った人が最後までテレビを見ていたとしたら、きっと心から涙したと思います。

誰かにそう言ってもらいたかった。

母親からそういう形で支配されている。それをどうしていいのか分からなくて…もしくは、「母親は優しくて素敵な存在だ」という世の中の風潮に苛立っていて…NHKに、わざわざFAXまでして訴えたこと。

 

その呪いを、解いてもらったんですから。

 

 

私も、占い師として、そういう存在になりたいです。

私がまだ解けていない呪いを抱えているのに、おこがましいかもしれませんが…

それでも過去の痛みと、楽になった実感を持っている私には、誰かが呪いにかかっていたら私の「魔術」で解放させてあげたい。

 

私の「魔術」は、占いと言葉。そして、経験。

誰かを幸せにすることは、できるでしょうか?