んとね、ここで私がいうイベントとは、
◯はしもとようこが出る「ハンドメイドイベント」
◯ながあめるなが出る「スピリチュアル、占いイベント」
…のふたつなんだけど、お店を出したい人がイベントの旗のもと集まって、おのおの自分の売りたいものを並べて催事を開催する、というタイプのもの。
まあ、フリーマーケットや露店に似てるよね。だいたい同じくくりの催し物。
◇◆◇
でね、こないだ、ハンドメイドのイベントに出てきたのよ。
私の売り物は、私な訳だからラップブレスレットとマクラメ作品。
自分が作った、いわば「自分の分身」」が選ばれるかどうか、じっと見つめる時間がそこでできるわけ。
正直、きついねえ。
自分は絶対これは可愛いと思って作っているし、いい人のところにお嫁入りしてくれることを祈っているんだけど、多くの人は「綺麗ね、素敵ね」と言いながら値札見てポイッてしたり(^^;;
自分の価値を見られているみたいで、色々考えさせられる。
ポイなんて失礼なことをするのは、たいがいものを作っていない人、それがどんな価値をもって、どんな時間と愛情をかけられているものかわかっていない人なんだけどね。
でも、
その人はそのもの自体の本質だけを見ている
…わけだから、ズーンとくるよね(滝汗
そのひとにとって、そのモノは「素敵だけど、そんなお値段では買わないもの」。
でも、わかってくれる人にとってはそれはちゃんとその価値をもっているもので、そういういう人に出会うと嬉しくなっちゃうのよね。
価値観の近い友達ができたような気がして。
買ってくれても、そうでなくても、それがどうやってできて、どう素敵だと思って、何より私と話したいと思ってくれる…そういうお客さんとお話をすることが何よりもの収穫。
なんというか、イベントって修行の場よね、そういう意味では。
自分が何者なのか、じっくり考える場。
◇◆◇
この写真なんか、占いを始めた頃のイベント出店の写真なのよ。まだ「ルナ姐」じゃないころ。芸風が定まっていなかった頃というか。
ガチガチなのよね。見るからに。
もうね、自分がこんな人間なのに、人様からお金をいただいて鑑定なんかしていいのかしら?ってドキドキしていた頃よ。
これもそう。自分は何をすべきだか、まだわかっていなかった頃。
答えは覚えた。だけど、それの何を…そう、「何を」伝えるべきかがわかっていなかった。
正直、鑑定するのがちょっと怖かった。
お客さんがピンときていない顔をするのが怖かった。
でも、私にはいろんな人生経験があって、人を見る目も年齢なりにはついていて、いいと思うものをいいと思う状態で出すことが(ある程度)できるんだと思えるようになってからは、楽になったなあ。
◇◆◇
そして今に至るんだけど、イベントに出て良かったことは、自分が何をするべき人なのかがちょっとずつわかってきたこと。
人と話をして、人に楽しんでもらって、人が楽しそうにおかえりになるのを見送ること、それが私のやるべきこと。
まだまだ歩き始めたばかりのひよっこなのだけれども、いまの答えとしてはそこかなって思う。
イベントは、それを知るための修行の場だったりするんだと思う。必ずしも黒字にならないこともあったけれども、出て良かったし、いまの私はそうやってできていて、未来の別のことに向かって行こうとしているのだと思う。
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