こんにちは!横浜・白楽のルーン占い師、八重森るなです。
今日は、先日イギリスから届いたばかりのルーンカードを紹介します☆
届いたのはこんなカード
The English Runes
これが解説書。手作り感あふれているのですが、自費出版か同人カードなのかな。
Simon H Lillyさんという方がお作りになったカードで、対応もこの方がしてくれました。
メールのやり取りで、「Runa Yaemori san」って「さん付け」してくれたのってすごいなあと思いました。日本人のお客さんが多いのかしら、それとも、日本人にはさん付けっていうのが知られているのかしら。野球の大谷選手なんかは「Otani san」って呼ばれているわけだから、そのせいかしら。
カードはこんな感じ。
非常に凝ったデザインで、私愛用のエルダーフサルク(24+1文字のルーン)のカードは文字しか書いていないのに比べて線が多い印象です。
これ、地色黒に文字色白のバージョンもあったのですが、できるだけシンプルなのが良くて私はこちらをチョイス。
日本で買えるルーンのカードは大体エルダーフサルクで、アングロサクソンルーン(イギリスで発達したルーン。33文字ある)はカードどころか解説書も皆無。
強いて言えば元有名人が講師をやっている講座が一つだけ(私調べ)。
解説書は、英語のを書いました。
読めるかしら(^^;;
占い師さんによっては日本の方でも使っている人はそれなりにいるんですよね…どうやって勉強してるのかしらん。
私も、使えるようになるように頑張るぞ。
アングロサクソンルーンとは
アングロサクソンルーンの歴史
一番最初のルーン文字が1世紀か2世紀ごろから使われ始めたのに対して、アングロサクソンルーンは5世紀ごろから使われ始めたようです。
古代のゲルマン人達は地続きのヨーロッパの中で、さまざまな民族と交流をしなくてはなりませんでした。
日本と違って、隣には言葉の通じない人達が住んでいるのです。戦いもしたでしょうし、交易もしたでしょう。話が通じない、では通用しない地域は多かったと思います。
ゲルマン人達が住んでいたデンマークの西のお隣には、フリースラントと呼ばれる地方がありました。ここに住んでいたフリジア人という人達はゲルマン系ですが、独自の言語を話していました。この人達の話す言葉は、音の使い方などがゲルマン語とは違いました。
また、海の向こうにはイギリスがあります。その人達は古代の英語を使っていましたが、現在でも英語はエルダーフサルク24文字よりも多い26文字あります。
ゲルマン人達はイギリスにも進出をしていきました。その際に言葉をわかることが必要になったのでしょう。
喋る言葉が違えば、発する音が違います。その音を書くためには、文字にも工夫が必要になるし、無い音に関しては新しい文字を加えなくてはなりませんでした。
(そう考えると、日本語ってすごいですよね。外国の言葉も全部既存のカタカナや漢字に内包していっちゃったんですものね)
古代の英語やフリジア語を解するために、ルーン文字は増えていきました。
それがアングロサクソン(イギリスなどに進出したゲルマン人)が使うルーンだったんです。
この文字は33文字あります。
アングロサクソンルーンの特徴
まず、エルダーフサルクは「フサルク」というように、英語アルファベットに直すとF、U、Th、A、R、C、の文字から始まりますが、アングロサクソンルーンはそれを「フソルク」と表現します。
エルダーがA(アンスール)を持ってきた場所には、O(オス)という文字が入っています。
この文字ですね。
これも「口」を表すそうで、コミュニケーションを示す文字です。アンスールのふたつある面の片方を表している感じですね。
そしてどうみてもアンスールな形をしている文字は、アッシュという違う文字になっています。「ae」の音を示しているようです。
言葉は変わる
日本語だって変わってきた
このように、ルーン文字も時代によって色々と変化します。アングロサクソンだけではなくて、バイキングが使った16文字のルーンなどさまざまなものが残っています。
考えてみたら、日本語だって形を変えて残ってきています。
私たちは古代の日本語を読むことはなかなか難しいです。一方で、古代人を今に連れてきて今の日本語を読ませたらさっぱりわからないことでしょう。
また、口語と文語が同じように使われるようになった明治時代以降とそれ以前でも全然違いますよね。私が書いているような文章をそれ以前の人に見せたら、「書き文字で書く文章じゃない」と思われるに違いありません。
ああ、手を出してしまった…
そんなわけで、アングロサクソンルーンを手にしてしまった私でした。
あんまり覚えるものを増やすのもどうなの?ということで手を出さないようにしていたルーンでしたが、とうとうやることに決めました。
エルダーと共通する部分がほとんどなので、覚えるのはもちろん楽なのですが、その時代背景や文字の背景、使い分けなど、勉強しなくてはならないことがたくさんありますね。
最後に、強そうなカードをご紹介します。
このルーンはイングとギューフのバインドルーンに見えますが、ガーという文字で、最高神オーディンや彼のやりを示すらしく、最強の護符的な文字です。
まあ、イングとギューフでもかなり吉の意味の強いバインドルーンになりますが、これにはもっと強い意味を持たせているみたいですね。
皆さんの未来もこんな感じに最強になりますように。
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